第31回東京国際映画祭 観客賞受賞 半世界
昨日終了した第31回東京国際映画祭、
最終日に各受賞作品の上映があり、半世界、観てきました。
最終日ということなのか、記念撮影する人もまばら、入口付近はそこそこの入りといったところでしょうか?
招待客、当選、引き換えチケット用のブースも並んでますが、混雑はありません。
中に入っても事前に入手する電子チケット制になっており、
混雑とは無縁でした。
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第31回東京国際映画祭 各賞の結果
今回の各賞は以下の通りです。
コンペティション部門
東京グランプリ: 『アマンダ(原題)』フランス 監督ミカエル・アース
最優秀脚本賞 Presented by WOWOW:『アマンダ(原題)』フランス
脚本:ミカエル・アース、モード・アメリーヌ
最優秀監督賞: エドアルド・デ・アンジェリス監督 『堕ちた希望』イタリア
最優秀芸術貢献賞: 『ホワイト・クロウ(原題)』イギリス
監督:レイフ・ファインズ
観客賞: 『半世界』日本 監督:阪本順治
最優秀男優賞: イェスパー・クリステンセン 『氷の季節』デンマーク
最優秀女優賞: ピーナ・トゥルコ 『堕ちた希望』 イタリア
※同作品のアンジェリス監督の奥様です。
審査員特別賞: 『氷の季節』(監督:マイケル・ノアー監督)
日本映画スプラッシュ部門
作品賞: 『鈴木家の嘘』(野尻克己監督)
監督賞: 武正晴(『銃』)、田中征爾(『メランコリック』)
アジアの未来部門
国際交流基金アジアセンター特別賞:『武術の孤児』中国 監督:ホアン・ホアン
作品賞: 『はじめての別れ』中国 監督:リナ・ワン
東京ジェムストーン賞
木竜麻生 『菊とギロチン』『鈴木家の嘘』
リエン・ビン・ファット 『ソン・ランの響き』
カレル・トレンブレイ 『蛍はいなくなった』
村上虹郎 『銃』
これを見ると、『アマンダ』と『堕ちた希望』、『氷の季節』に集中しているのがわかりますね。
紹介文だけだとコメディも何作品かあるけど、全体的に暗そうな、真面目過ぎそうな作品がほとんど、
どの映画祭でも傾向はそうですが、ここから何本興行収入的に成功を収めるんだろう、、
観客賞受賞作品 半世界
最終日の上映の受賞作品ということもあり、
ほぼ満席状態、
チケットを取れたのも前日、ほとんど残っておらず、端っこのいちばん前の席、
スクリーンの大きさからすると、ちょっと斜めで見づらい場所です。
途中、凄く疲れました。
まあ、チケット取れた時点で文句はないのですが、、
映画館で楽しみに一つは予告編だけど、映画祭ということで、ほとんどなし、
すぐに上映が始まりました。
上映時間120分。
うーん、正直書いていいですか?
好みじゃなかったなあ。。。。
脚本が物足りないんですよ。
ああ、こうなるんだなというのが序盤でわかってしまうシーンがあります。
主人公をああするなら、何度か出てきた三角形の意味が生きてこない。
日常を描くタイプの映画なので、それはそれでいいのですが、それなら終わり方はこうじゃないな、と。
BGMも合ってないように思いました。
主演の稲垣吾郎、好きな俳優さんです。
彼の映画、ブライベートレッスンと、SMAPで出てたスポーツ物、おしん以外、スクリーンで見てます。
だからこそなんですけど、
勿体無い使われ方してるなあと。
別にかっこよくないから悪いというわけでなく、
彼の演技力を信じなかったのか、中途半端に感じました。
来月2月公開予定でもあり、
今の時点で色々書いちゃうとネタバレしそうなのでやめておきますが、
穏やかな日常描いた作品が好きな人も、物足りなさを感じるのではないでしょうか。
出演してる役者さん、みなさん芸達者な人ばかりなので、
なおさら残念感が残ります。
その中でも、長谷川博巳さんはある程度しっかりとした人物像を与えられていたので、
彼のファンなら満足できそうです。
口コミ見てても大絶賛の書き込みばかりで、
見た人が本当にファンの欲目抜きでその感想を書いてるなら
観客賞取れたのもうなづけるんですが、
個人的にはどうなのかなあと、疑問が残りました。
ネタバレ感想は二月の公開の後に別の記事で書いてみようと思います。
映画祭の楽しみ方
今回初めて映画祭の上映作品を見たわけですが、
帰りにガイドブックをもらって一読してたら、コンペ部門以外に興味のある作品がちらほら。。
初めから知っていたら
Merry Chistmas!
ノンフィクションW 野村家三代
太陽の王子 ホルスの大冒険
お熱いのがお好き
とか観たかったなあ。
他にもよくわからないけど、
なんだか面白そうなアジアやあまりお目にかからない国の作品、
たぶん、この映画祭が終わったらスクリーンでは見る機会がないでしょう。
時間に余裕があっても、興味のあるものを全部見たらお財布的には追いつかない。
通しチケットや、何枚綴りかで安くなってるクーポンチケットがあるなあといいと思います。
それが無理でも事前に調べて、来年はちょっとでも参加したい気分になりました。
もしかしたら公式HPにあったのかもしれないけど、
全参加作品の予告編が一気に見られるチャンネルができるの期待してます。
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