マンションのオプション その7 バルコニータイル デメリット要確認

バルコニータイルは、検討する人と最初から眼中にない人が明確に分かれやすいアイテムです。

昨今のマンションはベランダが広くなる傾向があります。

ベランダが広くなると、バルコニータイルの面積も増え、高額にもなります。

アウトドアリビングとして積極的に活用しようと考える方は、

設置前提で、詳しく説明を聞いたり、実物サンプルを確認するためにオプション会に参加されます。

ベランダは本来バルコニータイルがなくても、もちろん仕上げをしているので、

モデルームで確認されていて、

これで十分と思われている方はほとんど眼中になく、ご案内しようとしても、お断りされるという、反応が両極端に分かれます。

デメリットの把握は必須。

他のアイテムの場合、メリット中心に案内しますが、私はバルコニータイルについてはデメリット中心に話をして、納得してから購入してもらうということを心がけています。

 

バルコニータイルのメリットは、意匠的にはとても素晴らしい効果を生むことです。

例えば、リビングと同色のバルコニータイルを選んだ場合、視覚的にもリビングが延長したかのように、広々に見せてくれます。

↓(代表的メーカーの積水樹脂さんの施工事例のURLです)

http://www.sekisui-kenzai.com/prd_ext1/ext_crg/ext0105/crgsj01/index.html

また、シミュレーションできるページもあります。

http://www.sekisui-kenzai.com/prd_ext1/ext_crg/simulation2/index.html

 

見た目には効果抜群ですが、デメリットも多い商品です。

第一に、

・置き床の下の掃除が大変。

表面は通常乾いた状態では掃除機を利用することも、

鉢植えを置いてカビや泥汚れが発生があっても、デッキブラシや漂白剤利用で

簡単に落とすことができます。

でも、その下を気にされる方も多いです。

大きいゴミは目地部分で止まっていても、細かい砂や、ゴミ、水などは通り抜け、

下に溜まってしまいます。

その都度水で洗い流していればそれほど溜まりはしないものの、

大掃除の際、下も徹底的に掃除をする場合、

連結しているものを部分的に外す作業が必要です。

きっちり噛み合っているので、結構大変で、力も必要です。

第二に、

・マンション共用部の改修がある場合、一時撤去をしなくてはならない。

各マンションにより時期は異なりますが、10年以上経過すると改修工事が入ります。

ベランダは占有利用しているだけで、マンションの共有部分、バルコニータイル敷いてるからうちは結構です、という訳にはいきません。

工事期間中は基本的に撤去です。

その間全部解体し、その撤去費用m再利用の場合、一時保管するスペースや再施工費などが必要になります。

それに対応できるのかという問題も発生します。

それほど頻繁にあることではないですが、一度敷いたらそのままでいいというものではないと理解しておく必要があります。

 

オプションで発注するメリット

もしバルコニータイルを入れたかったら、オプション発注をお勧めします。

ベランダはバルコニータイルに合わせて大きさを決めてはいないので、

端の始末が必要になります。各メーカーで端の部材が用意されており、一番見た目が綺麗になるように敷き詰められます。

また、エアコンの室外機なども同じオプションの場合は、その取り合いも考えてセット順序を段取りするので、なおのこと仕上がりに差が出ます。

※建築オプションでバルコニータイル前にエアコンをつけている場合は少し収まりが変わります。

たまにDIYが趣味だから、ホームセンターで買って取り付けますと言われる方もいらっしゃいますが、一枚がかなりの重量があり、配達で戸口まで持ってきてもらったも、ベランダまで運ぶだけでも、ものすごい重労働、相当の覚悟が必要で、まず、1日で完工は無理、週末の休みを潰してもまだ終わらないという事態になるでしょう。

またコスト買った目的で金額的に安価なものを選択した場合、耐候性が劣り、日当たりが良ければ良いほど裏の樹脂部分がボロボロになりのが早まりかねません。

こういう心配をせずに入居前に終わらせて、新居で早くゆっくりくつろいでほしいものです。

 

横風やあおり風は大丈夫かという質問も、受けることが多いですが、

そういう心配がある部屋に関してはあらかじめ確認済みで、

危険と思われるフロアや部屋タイプには設定しないので、概算価格などの設定があるマンション、部屋番号はそのような心配は無用です。

 

上記デメリットがあっても、満足度は非常に高い商品なので、

最初から拒否せず、一度ゆっくりご検討されてもいいのではないかと思います。

 

 

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