マンションのオプション 内覧会はきちんとチェックを
マンションの責任区分について、前にも書きましたが、
追記します。
入居前に完成したので、チェックしてくださいってお知らせが来て、
内覧会・確認会に皆さん行かれるますよね。
予定時間も決まっているし、ちょっと急かされているようだし、
何しろ初めて見る完成した部屋、入居者の方も舞い上がっていることでしょう。
でも、内覧会・確認会で確認したということは、
この内容で正式に引き渡しを受けるますよということ。
確認と承認ハンコを押した時点で、それ以降、厳密には
隠れた瑕疵以外、建築販売会社の責任は問われなくてもすむ事になります。
例えば、チェックした時に気づかなかったけど、壁や建具に傷があったとか、
それをあとで引越し業者やインテリアオプション業者責任と思い込んでしまう。
そんなことも度々あります。
多くの方は人生でそれほど多くない内覧会の経験、舞い上がるのもわかりますが、
最低限、以下の項目はきちんと内覧会で確認して欲しいですね。
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内覧会でのチェック
まず内覧会に向かう時に、入居者の方が用意したほうがいいものは
- もらっていた平面図のコピー(メモ書き込み用)
- スケール(5mくらい測れるものが便利)
- ビー玉
軍手や雑巾などもあったらあるに越したことはありませんが、
だいたい用意してくれます。
平面図のコピーやスケールなどは、
立会い確認が終わった後、自由に計測していい時間を取ってくれるはずなので、
その際に自分でカーテンや家具を手配するため必要な実際の寸法を確認するのに使います。
細かい傷など、どうしても気になるものは指摘するのもいいのですが、
それより以下の事項だけは、忘れずに確認してください。
- 建具や収納扉の立て付け、開閉に支障がないかの確認と吊り元の金物周りの割れ
- 水量確認。ずっと一定の水量が出ているか
- サッシや玄関扉などの金属建具の鍵が問題なくロックできるか。
- 床鳴りがしないか、くまなく歩いて確認。
- 床が水平か、ビー玉が動くか確認。(一部スマホでも平行かコンパス機能で確認できる)
- 大きな傷
- 壁紙の不自然な膨れがないか
このくらいチェックしていれば大丈夫ですし、そういうチェック行動を見ていれば、
立会い担当にも、気を引き締めた対応しないといけないと、思ってもらえます。
表に見えるのはそれだけしておけばまずは一安心。
この中で一番厄介なのは、床鳴りと水平がきちんと取れてないこと。
床鳴りは施工からそれほど時間が経ってなければ、
時間の経過とともに落ち着くこともありますが、
多くの場合、内覧会まで十分時間が経過しているので、
少しでもおかしな軋み音がある場合は、記録に残し、解決方法を書面で出してもらいましょう。
床の水平が出ていない場合もそうですが、最悪床全体、下地から直す必要があります。
壁紙は全面細かい傷を探すのは、はっきり言って得策ではありません。
全体を見て、気にならなければ、そのままでOK。
下地のパテがブツブツと残っていたり、
補修したような跡が不自然に目立つほど残っている、
膨れている。
木部がえぐれている、
そういう場所だけ指摘しましょう。
あまり細かい傷だと、補修する方が汚くなる場合があります。
神経質になりすぎずに必要なことはくまなくチェックしましょう。
あとで、
それ以降のインテリアオプション工事の時についた傷なのか、
引越しの時についた傷なのか、元々あったものなのか、
責任区分を把握して、クレーム項目があった際、
連絡先を間違わないということも入居者の責任になると思います。
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