家具業界の憂鬱 アイデックの廃業と大塚家具身売りの噂 その後

前回、記事をアップしてから、大塚家具については新たな動きがあったようで、
まとめてみました。

 

支援・提携先

これについては続報がいくつか上がってますね。

最初に名前が挙がったのはヨドバシカメラ。

でもこちらはヨドバシ側が、きっぱりと否定しています。

その次に上がったのは貸会議室大手のティーケーピー、

それと台湾企業の台湾の企業グループ「能率集団」との提携が交渉中のようです。

ですが大塚家具のHPで、今のところ正式なことは何も決まっておらず、
選択肢を多面的に検討していると発表しているので、
まだまだ最終交渉できるような段階に来てないというところでしょう。

 

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能率集団とは

1965年に董烱熙ならびに董烱雄により佳能企業を創立し、当時の主要業務は日本ブランドであるキャノンの事務機器の地区総代理、キヤノンの製品の台湾での代理販売から事業を開始し、デジタルカメラの受託生産で世界大手に成長した多角化事業の複合グループで、HPでの事業案内でもかなり幅広い分野に手を広げているようです。

総裁の董烱熙氏は台日商務交流協進会の副理事長で、長年、台湾の主要な経済団体の役員として、日台間の経済関係の強化、相互理解の促進に尽力した功績により代表の董烱熙氏は2016年、旭日小綬章を受章されてます。

どちらかというとIT関係中心のようにも思えるのですが、不動産事業や、投資事業も謳っており、そのいずれかの事業分野での提携を検討、交渉中なのではと思います。

父親の匠大塚の支援は

こちらの方はかつて大塚家具の創業者、大塚勝久氏はインタビューに答える形で今の所支援は考えていない、でも娘からの相談があればやぶさかではないとも受け取れるような発言をしていました。

ここに至っても、家族間の確執が邪魔をしているのでしょうか?

今後の収束方向は

大塚家具の方はすぐに潰れる、ということはなさそうですね。

匠大塚と一緒になる以外、名前が残るとは考えにくいですが、多分何かしら身売り先や提携先が決まっての営業になるでしょう。

その場合でも現社長の久美子氏は退くことになると思われます。

しかし、今期の赤字額34億円、会社規模が違えど、アイデックの負債総額の8億の4倍強です。

処分資産があるからかもしれませんが、製造業に対しての支援に比べると、小売業の方が手厚いといった感じが否めません。

アイデックはあれから全然ネットでのニュースの掲載もなく、支援や引受先も見つからず着々と破産準備と清算が進んでいるということでしょうか。

仕上がりの良さにも定評があったアイデックの家具、会社の名前がなくなっても、せめて製作に携わっていた職人さんたちの技術が活かせる場が、新たに用意されていたらと、切に願います。

 

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