大塚家具とアイデック 続報
大塚家具の続報
過去二回記事として取り上げてきた大塚家具、
今日、新たなニュースが飛び込んできました。
米ブランデス・インベストメント、保有する大塚家具株を全て売却
8月20日、米ブランデス・インベストメント・パートナーズが関東財務局に提出した変更報告書によると、15日時点で同社は保有する大塚家具株式を全て売却した。写真は大塚家具の大塚久美子社長。都内にある同社のショールームで2015年5月撮影(2018年 ロイター/Yuya Shino)
[東京 20日 ロイター] – 米ブランデス・インベストメント・パートナーズが関東財務局に20日提出した変更報告書によると、15日時点で同社は保有する大塚家具<8186.T>株式を全て売却した。売却前の保有比率は6.41%。ロイター通信 / 2018年8月20日配信
これは、もう損切りかもしれないですねえ。
配当分はいただいたし、売って回収して撤退ということでしょうか?
一説には久美子社長が経営権を手放すことを断固拒否しているようですし、
旧経営陣を一掃して立て直しを図るという絵が描けなくなったのかもしれませんね。
この先、どうなるのでしょうか、
ブランデス・インベストメント・パートナーズといえば、あの先代社長と久美子社長の経営権争いの株主総会で、久美子社長の味方についた投資会社、
久美子社長にとっては強烈なNOを突きつけられた格好です。
今後、支援先を探すにしても、足元を見られることになり、ますます難しい状況に陥りそうです。
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そんな中、久美子社長が本日久しぶりに立て続け3回、Twitterでツイートしてます。
以下ツイッターの内容です
(出典:Twitter)
うーん、こういう時はツイートじゃなく、公式会見と思うのですが。
具体的な改善案を説明することもなくここまできてしまい、
高品質な商品とサービスを謳われても虚しく響いてしまいます。
以前値段が安いからと、大塚家具さんに乗り換えてしまったお客様からも、
『やっぱり〇〇さんに頼めばよかったー(泣)』ってショートメールが届いてましたけど、
まあ、それはもうこちらではどうしようもないですよね。
とりあえず何かあったらメーカーの相談窓口がありますから。ってだけアドバイスを返しましたが。
不安になる人どんどん増えそうです。
イメージとメンテナンスフォローが大事な家具販売、もう少し既に購入してお客様の立場に立ってのプレス発表を考えて欲しいものです。。
売りっぱなしの廉価な家具販売の会社なら、ほっといても仕方ないかもですが、
久美子社長が高品質な家具を扱うサービスを会社の特色をしているならなおさらです。
またの続報を待ちたいと思います。
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アイデックの倒産についての追記
前回までの記事には書きませんでしたが、
大塚家具との流れを少し絡むところがあるので、少しおつきあいを。
アイデックはもともとトーネット社の日本総代理店として成長してきた会社ですが、
トーネットの日本を含むアジアでの戦略の変換も、無関係ではなさそうです。
ウィキペデアの年表によると、
- 2014年 日本で総代理店制度を止め、新たに日本代理店 エース物産株式会社 FLACEインテリアディビジョンと日本代理店契約を締結。
- 2016年 アジア・パシフィック地区を管理する100%子会社「Gebrueder THONET 1819 Ltd.」を設立。
とあります。
経営が思わしくなくなった時期と見事に一致しており、
大きな柱が揺らぎ、独自路線を見出せないまま資金が尽きてしまったようにも思います。
大塚家具は違う立場かもしれないですが、
投資会社とはいえ、大きな支援先を失って、別の方向転換が間に合えばいいのですが、、