みずほ銀行障害続きの一年

休みがちになっていたブログ、今年の締めくくりに何か楽しいことを書いて終わろうかなと思っていたけど、

最終銀行営業日、とんでもないニュースが飛び込んできました。

みずほ銀行のトラブルです。

また?って思いますよね。私も思いました。

しかも年末の銀行営業最終日。。。

大会社は御用納めが済んでいるでしょうが、

多くの中小企業はあちらこちらの支払いで、お金を右から左へ振り込みする日です。

その日にそういうことされるとね、会社によっては不渡事案にある可能性もあるのに、

しれっと約300件は30日中の処理ができなかったで済ませています。

どうなんでしょうこの対応。

みずほ銀行のトラブルの変遷

詳しい説明は興味のある方はウィキペディアにいっていただいて、

ここで概略を紹介すると、

みずほ銀行はもともと2002年、第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の合併と分割により、みずほ銀行とみずほコーポレイト銀行が誕生しました。

誕生直後からいろんなトラブルがついて回ります。

誕生直後には大きなシステムトラブル。

この時はまだ合併によるシステムトラブルはある程度想定されていたので、それほど批判は集中しませんでした。他の銀行も統廃合のたびに障害は発生しています。

2003年から2年間で創価学会会員を含む含むグループによる巨額融資詐欺事件に被害に会い、被害額14億円。

2011年には東日本大震災の義援金口座を開設したものの、振り込みが殺到し処理が追いつかずに2回目の大規模システム障害。

業務改善命令が出されます。

2015年にはみずほコーポレイト銀行がみずほ銀行を吸収合併し、現みずほ銀行となります。

その直後またまた統合により大規模システム障害が発生、法人向けのインターネットバンキングが使えなくなるというものでした。

それから数回にわたり週末何度かATMも全部止めてシステムの改善を試みるもいつまでも根本的に問題があるのか解消できず、

今年2021年に至っては12月の件も含め9回のシステム障害が発生しています。

今回は人的なものとの発表ですが、システムも人的なものの、障害起こしたのは変わりなく、そろそろ本格的にみずほ離れが起きそうです。

トラブルを繰り返してもなぜまだ存続できているのか

私自身、旧富士銀行からずっと利用しています。

理由は簡単、結構現金主体だと便利だったからです。

みずほ銀行は都市銀行の中で唯一、ゆうちょ銀行を除き各都道府県に支店を持っています。

そのためか、自治体の役所や出張所にATMが探せる率が高い、キャッシュカードの利用提携も非常に幅広く、

手数料はかかるけどゆうちょ銀行ATMからの入金も可能、またイオン銀行の入出金に関しても自行ATM扱いで手数料がかかりません。

以前はコンビニ系のATMも手数料がかかりませんでしたが、現在は手数料がかかってしまいます。ですがイーネットやローソンではキャッシュカードの暗証番号変更もできてしまいます。

現金を持ちたい派にはとても便利な銀行でした。

そのためか、自治体の取りまとめ銀行としてもかなりの力を持っていたのでしょう。役所にATMが多いのもそのためかもしれません。

そして宝くじの胴元でもあります。

これも馬鹿にならないほどの利益を生んでますし、自分たちは大丈夫みたいな高を括る気持ちがあったのではないでしょうか。

近年それでも少しは危機感を持ったのか、支店の統廃合を進めていますが、他の都市銀行に比べて甘いように見えますし、

とにかくデジタル化には遅れをとっているように感じます。

今年11月に業務改善命令、是正措置命令が出されて、一年以上記帳がない口座は強制的に通帳を廃止しデジタル口座に切り返す作業を中止していますが、まだまだみずほがデジタル強化してもいまいち信頼感に欠けるというのが実体のようです。

自分たちでできるトラブル回避

システム障害のリスクを最小にするためには、

やはり、他の銀行口座に乗り換えるということも視野に入れないといけないですね。

とりあえず今は現金第一主義じゃなく、決済方法も色々なので、みずほの口座だけにしているのはいささか不安があります。

ただ、口座があるのなら解約ではなく、当面は持っていた方が絶対いいです。

自分の仕様に合わせて銀行すらも取捨択一していく必要がますます強くなりそう。

みずほに関しては、年明け早々に何かしらの動きが出ると思われます。

今年も残りあと数時間。このままトラブルとは無縁で締め括ってほしいですね。

ここまで読んでくれた方、良いお年をお迎えください。

今年もお疲れ様でした。

 

 

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