マンションのオプション その3 コーティング
マンションのオプション品目の中で、
これだけは予算が許す限り他のものを抑えてでも、個人的にしておいたほうがいいと思うのが、コーティング関係とガラスフィルムです。
どちらも入居してから後で施工するというのが難しい。
家具を動かしたり、傷がついてからのコーティングでは効果が薄くなるからです。
コーティングについては
・フロアコーティング
・防カビコーティング
・水回りコーティング
・クロスコーティング
・玄関の石コーティング(フィルムの場合も増えています。)
だいたいこの5種に分かれます。
その中で特にオススメのフロアーコーティングと防カビ、水回りコーティングについて書いてみます。
フロアーコーティング
オプション会で紹介されるのは水性コーティングが多いです。
特徴として、
ワックスが不要になりお手入れが楽になる。
滑り止め効果がある。
傷が表面で抑えられる効果がある。
この辺は硬化型のコーティング剤と同じなのですが、
一番の違いは剥離が部分的に可能で、一番磨耗が激しい廊下の一部分だけ塗り替えができるということ。
硬化型のコーティングでは、強固な膜ができて一見良さそうなのですが、
経年で表面の傷がかなり目立つ様になった場合、フローリングは張替えしないと綺麗にはなりません。
一部の塗り替えが可能ということは、大幅リフォームまでの期間を長くすることができるということです。
また工事中、埃が取りきれずに混入したり、髪の毛が入ってしまった場合も、後でチェックして発見したらやり直しができるので、ほぼ綺麗な状態で納品してもらえます。
施工業者の腕にもよりますが、硬化型の場合やり直しがきかないので、綺麗に掃除をしてから施工しても小さな埃が入り込むこともあり、その場合はそのままになってしまうことも多々あるようです。
寝室など、あまり痛まないところなどは考慮しなくてもいいかもしれません。
日常的に人が動き回る廊下やLDK、LDKとの続きのフローリングの部屋などは一考の価値があります。
防カビコーティングと水回りコーティング
同じような種類で混合しやすいですが、
おおざっぱにいうとシンクや洗面ボウルの中、その周りのカウンターや立ち上がり部分が水回りコーティングです。
防カビコーティングは選択できる場所がたくさんあり、洗濯機の裏側や浴槽のエプロンと呼ばれる立ち上がりのカバーの内部、収納棚やクローゼットの中など、物件によりますが、こんなところまでって思うくらいいろんな場所に設定されてます。
中でも一番おさえておきたいのは、何はともあれ浴室まわりの防カビコーティングです。
これは絶対しておいたほうがいい。水回りコーティングも合わせて、浴室まわりは必須アイテムです。
どんなに気をつけていても、知らないうちにカビが入り込み、最初に目につくのはパッキンです。ここはもう、カビがついたが最後、どんどん中に入り込みいくら掃除しても取れなくなります。その前にコーティングです!カビが生えても表面で止まるようにしておきましょう。
水回りコーティングは石鹸カスや皮脂など、柔らかいスポンジでこするだけでさっと落とせる商品、これは表面の見えるところなので、お掃除が苦にならない方は不要かもしれません。
それじゃなんで、浴室まわりは必須なのって話になりますが、
浴室のパッキンは水周りと防カビコーティングがどちらも塗布されるのです。それぞれの範囲の境目になるところなので、どちらも選択するとほとんど境目がなくなり、カビが回り込むのを防いでくれることも期待できます。
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