マンションのオプション 番外編 木製家具などの除菌対策は要注意
コロナ禍となって半年以上が経過。
そろそろその状態にも慣れてきて、
当初品不足だったマスクや除菌スプレーや除菌ペーパーも
欲しいと思えばすぐに手に入る状況になってきました。
そして家の中もオフィスでも、お店でもせっせと除菌、、
心がけはいいけど、ちょっと待ってください。
家具、除菌しすぎて痛めてないですか?
そういえば
家具がべたべたする・・
白くなってきてる。。。
それ、除菌のしすぎが原因かもしれません。
良かれと思ってしている除菌、それが家具に与えるダメージについてまとめてみました。
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避けるべき除菌方法
1.漂白剤を薄めたもの
これを家具にスプレー、塗布は絶対やめて欲しいです。
変色の原因になります。
2.アルコール除菌
天然木の突板や無垢材を使用したテーブル、肘掛椅子などウレタン塗装された家具などは、
過度に除菌目的で何度も塗布を繰り返すと三ヶ月ほど経過するとべたべたしてくる事象が発生してくる場合があるようです。
その場合、復元は難しく、表面を削って再度ウレタン塗装し直すなど、大掛かりな補修が必要になってきます。
ニスなどが塗られているものは白濁してきます。
一度布などに染み込ませたものならまだ全体的に薄く伸ばすならまだマシですが、
直接スプレーしたりするとシミになったりします。
そのほか、
化粧板も無垢材よりはまだ強いものの、酸、アルカリ製薬品や洗剤を用いると変質や変色を起こします。
特に継ぎ目や小口のエッジなどから浸透してしまうと無垢材よりも汚く残ってしまいます。
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家具の変色や変質を防ぐ除菌お手入れ(直接)
基本的には家具はあまり除菌剤を使うべきではありません。
それでもどうしてもという場合は直接吹きかけず希釈して使うというのが大前提で、
スプレーなどは布や雑巾に吹きかけて軽く拭く程度に留めてください。
家具用を謳っている除菌製品もありますが、
きちんと確認すると、無垢材の木製家具や革製品、ニス系の塗装が施されたものは使用禁止のものがほとんど、
化粧板やビニールレザーなどを対象としていることがわかります。
大きく家具用と書いてあるからと、惑わされないようにしましょう。
また、パソコンのキーボードなど水分を苦手とする電子機器は
無水エタノール系の揮発が早く有効です。
綿棒や布に染み込ませたもので拭き掃除するのが良いでしょう。
家具の変色や変質を防ぐ除菌お手入れ(間接)
家の中にもしコロナウイルス が入り込むとしたら、感染者になってしまった場合を除き、
衣類や皮膚の表面に付着して持ち帰ってしまったということになります。
一番いいのは家具が傷むほど拭いてしまうよりは、
- 帰宅したらすぐに体を洗い、着替える。
- 空気除菌できる空気清浄機を利用する。
シンプルだけど、これに限るかもしれません。
コロナ終息して家の中を見渡したら、色あせてべたべたした木製家具ばかり、、、
そうならないように、気をつけてくださいね。