エアコン 2022モデルの特徴と今後の機能について(ダイキン・三菱・パナソニック)後編
ダイキンは換気強化
ダイキンは今回のモデル、大きな変化はあまりない感じですね。
ただ、他社含めての共通思考である空気の質にはやはり拘っていて、今回は新たに「給気換気」
をクローズアップさせています。
(出典:ダイキンHPカタログより)
外気を取り入れて新鮮な空気を部屋の中へ、室内の空気を吸い込んで、一部を外へ排気する、まるで換気扇のようです。
こういうところにもコロナの影響があるのだなあを感じてしまいますね。
エアコンの空気に乗せることで、給気口からの自然換気だとどうしても避けられないよどみの発生や換気ムラを改善して、
新鮮な空気を部屋の隅々に行き渡らせることが目的でもあるようです。
それとエアコン内の湿気も排出できるようで、内部をきれいに保つ内部の衛生状態強化も嬉しい機能です。
カビカビになった空気を、部屋の隅々に行き渡らせたくはないですものね
ただ、あくまでも換気の一部を担うもの、必要換気量の全てを賄うものではないので、そこは誤解のないように。
外気の水分を取り入れた「うるるとさらら」の技術を持っていたダイキンとしては割と改善しやすかったのではないのかなと思いました。
三菱電機 もやっぱり換気重視
霧ヶ峰シリーズの三菱電機のエアコンは、まだ発売前ということでカタログには掲載がまだです。
そのため画像の掲載はできませんが、、やはり換気重視は他社同様、再重要視項目のようです。
無駄が出ないように換気タイミングをお知らせしてくれる「換気ガイド機能」はじめ、
他に換気設備機器を製造しているメーカーらしく、
ロスナイセントラル換気システム、ものすごくざっくりと簡単にいうと暖房したり冷房した部屋の温度を下げないように換気をするシステムなのですが、
それと連動して、エアコンセンサーで感知した在室人員に応じた換気機器の換気風量を自動調整できるという、他では真似できないシステム採用を入れてきました。
ただ、単体では採用難しいので、ここまでやろうとなると、リフォームもしくは戸建て新築案件になるでしょう。
内部クリーンも当たり前のように改善していますし、センサーとAIで室内温度管理と省エネにも力を入れているようですね
まとめ
3社共通として室内の空気の質に重きを置いているのがよくわかるラインナップとなっています。
まだカタログ比較ができないので、少し先走りになるかもですが、今回のを見ると甲乙つけ難しですね。
方式の違いはあるものの、なんか特色がほとんど一緒になってきたみたいです。
他の機器を持っているパナソニックや三菱電機は自分のグループの他の設備機器との連携などを今後も考えていきそう。
ただ、エアコンに加湿機能を加えるのを採用していない三菱電機は、この機能は別機器にしてくださいって割り切っているように思います。
どのメーカーも紹介した機能が全機種に採用している訳ではなく、欲しい機能を選別して選べるようになっているので、
カタログをつきあわせてみることになりそうですね。
外気取り入れの加湿に手を出してきたパナソニックが本気出してきたなあと思う今シーズンのエアコンでした。
まあ、家電で比較的大きな買い物になるのはエアコンだし、各社争奪したいジャンルですよね。